子供の頃の話
よく遊びに行った友達の家
その家は酒屋さんで
酒類などの飲料を販売していた
家から出るとき
母からお小遣いを300円もらった
友達の家に遊びに行き
帰りしな店の前にある自動販売機に目をとめた
その昔「コーラ」は「ビン」で売られていた
190mlサイズのコーラ瓶は今でもたまに見かけることができるが
なんと「1リットルサイズ」のコーラも昔ビンで売られていた
ペットボトル全盛の今の時代には考えられないが
とんでもない大きさと重さの1リットルリターナルブル瓶だったのだ

どうしても以前から
その1リットルサイズの瓶飲料自動販売機に300円を投入し
コカコーラを購入したいという衝動にかられていた
今にして思えばその操作感を体験したかったのか
母にコーラを持ち帰りたかったのかはわからない
100円玉を3枚入れると
勢いよく下の取り出し口から
ドデカイコーラがまさに「ドゴッ!」と落ちてきた
取り出し安全返し板がついていなければ
子供にとっては凶器になりかねない勢い
子供にしてはものすごく大きくて重いそのコーラを
両手に抱えながら帰ろうとした時
友達のお母さんから声がかかった
「そ、それ・・・持って帰るの?!」
「うんっ!」
「いやいやジュースが飲みたいのなら家で飲んでいきなさい!」
と半ば強制的にコーラを取り上げられ家の中に連れ戻された
コップにコーラをなみなみ注がれ
その場で飲んで帰った
御代の300円はもちろん返された

今にして思えば
子供がやったこととはいえ
店の商品を売りつけられたとみえなくもない
世間体の問題だった
そんな子供にしては
大きな大きな1リットルコーラ瓶の話
あれから数十年・・・
またしょうもないものを手に入れた
でも好きなんだからしょうがない

1リットルサイズリターナブル瓶軍
数十年の時を超え
子供の頃見上げて見ていた
大きなビンたちを手にした
ただし中身はすでにない・・・
当時もちろんコーラだけでなく
今でもあるファンタ、今では見なくなってしまったスプライト
HI-C(ハイシー)なども1リットルサイズ瓶で売られていた
これらのビンは今までフリーマーケットなどでも
見かけることは多々あった
ただ相場が3500円~4500円と結構高く
購入することは見送っていた
先日
ライトニングのイベントで手に入れた
古いペプシのミニチュアボトルに対になる
コーラのミニチュアボトルが欲しいなと探していた時
見つけてしまったその出品
説明文に
旧家の倉庫から出てきました
とある
一旦古物商業者に渡って世に出た商品ではなく
眠っていた当時モノがそのまま発掘されたのであろう
しかもまとめて12本
まぁ一本ぐらいの安め相場
3000円くらいなら出せるかなと
軽いノリで入札
結果 2050円で落札

当然ものすごくデカイアルミキャップ

復刻版250mlサイズと並べてみた

左・ライトニングで購入したペプシボトル400円、中身は液状
中・先日届いたガラス製コカコーラミニチュアボトル320円
右・今でもショップで売っているコカコーラキーホルダー300円、非液状

ガラスでできた最大と最小のコカコーラボトル
私の当時の記憶だと
300円には返却料金が上乗せされていて
お店にビンを持っていくと30円が返還される
その昔
手間はかかれど
半永久的に使える器を
詰めては使い詰めては使いの
モノを大事に長く使う
とてもエコな時代だった
その後の
昭和58年(1983年)
世にペットボトルが登場
非常に重く割れてしまう素材
保証金返還の手間等の理由により
当然1リットルサイズビンは流通より消滅
ペットボトル全盛の時代到来
今では
その過剰ともいえる品質管理
衛生上の問題
輸送コストなどからガラスでできた瓶は
市場から続々と消えつつある
自動販売機やコンビニエンスに
並んでいる人の目に留まること
目立つことだけを最優先に造られた
その奇抜な形状やラベルを見ていると
ただの回顧主義か
やはり昔はよかったナァと思ってしまう
世の中の全ての飲料の瓶が
リターナブル瓶に形状統一されたら
業者の収集箱も運送も
冷蔵庫内の扉内側の形だって統一できて
いいことずくしになると思うんだけどなぁ・・・
コカ・コーラマニア、ビンコレクターは世に多く
この収集癖ある私からして
やっぱりビンモノは大好きで
昔の7UPやラムネ
今でも酒屋などで売られている三ツ矢サイダーや
200mlサイズビンなどをいつかはなくなるいつかはなくなると
思わず買ってしまうのである

なんでもガラスの器に入れて保存してみたくなる

恐らく世界のビンでもっともおかしなその仕組み
日本が誇るビー玉ラムネ瓶
東京三大ラムネと言われる
三ノ輪ラムネ
吾妻ラムネ
柴又ラムネ
を廃業しないうちに葛飾区収集周りに行きたいものである
誰かそんなアホなラムネツアーに行きませんか?

誰もが集めたくなってしまうであろう?ミニチュアアルコールもゾロゾロッとあったり

ラリーやってた頃のランチア
メインスポンサーマルティニレーシング
美しい
マルティニストライプ&ロゴラベル
ヨーロッパでは大衆のお酒
日本ではなじみのないマルティニ酒

とりあえず入れてみた
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- 2009/11/30(月) 08:23:32|
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ここ最近ウオッチリストしていた
レトロ自転車とか

ミヤタ自転車 「WORKER」
これは安かった
明治23年創業の宮田工業株式会社
http://www.miyatabike.com/ミヤタは現存するだけあって価値が低いのか

ブリヂストン
こちらも現存メーカー
エコ感が強まり
駐車禁止に厳しい世の中
自転車業界の今ってどうなんでしょう
http://www.bscycle.co.jp/唯一の新車商用車ともいえるジュピター
http://www.bscycle.co.jp/root/catalog/jupiter08/lineup.htmlしかしブレーキはケーブルだ

山口自転車
1914年 創業 1953年よりオートバイも発売
1963年倒産
倒産後技術陣の一部はブリヂストンサイクルに
会社には丸紅の資本が入り丸紅山口株式会社としてベニー号などの自転車を製造
1982年資本を引き上げ山口自転車株式会社を設立

ツノダ自転車
1926年 ツノダ商店として創業
1992年より株式会社ツノダ
なんとまだ現存メーカー
http://www.tu-bicycle.co.jp/index.html国内自転車業なんとかがんばってほしい

セキネサイクル
1923年 関根忠蔵氏が自転車販売業を創業
1980年 セキネ自転車株式会社に変名
1982年にベニー号の山口自転車に経営参加
社名はセキネサイクルから三和自転車工業に
1997年廃業

ウエルビーサイクル ミニトラ
出ましたウエルビーの三輪ミニトラ
でもめちゃ高い
まだ新品が買えるはず
もう生産中止かな

かなり古い自転車
拷問椅子のような子供用椅子がなんとも
空気ポンプ付き

丸石自転車 ヤングホリデー19 アローフラッシャー
スーパーカーブーム
大量に世に出回ったいわゆるデコチャリ
シフトノブのような多段切り替え変速
リトラクタブルライトなどすげぇ時代だった
かつては
自転車もオートバイも
たくさんのメーカーが存在した
しかし時代の流れと
海外からの波に押され
廃業をよぎなくされた
すばらしきかな
Made in Japan の自転車達
今になってその価値が上がるとは
なんとも皮肉な話です
2012.12.1
こちらのエントリーはお店立ち上げ以前に書いた
個人的な自転車感想記事です
アンティークスカフェは飲食店ですので
物販は行っておりませんのでよろしくお願いいたします
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- 2009/09/04(金) 08:23:29|
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先日手に入れたミヤタのジィサマチャリ
http://antiquescafe.blog114.fc2.com/blog-entry-193.htmlレトロ自転車
デコチャリ
色々妄想・・・
とりあえず今までストックしてあった
自転車用レトロパーツを掘り出してきた

三共発電ランプ
その昔ヤフオクで手に入れたデッドストック品
この手の商品は安く結構いっぱい出品されてたりする

恐らく駅係員の使用した手元点灯機
よく超小型のヘッドライトをハンドル部に取り付けているのを見かけるが
ようは灯りがあればいいわけなんだから
こういうのをぶら下げておくのもありかもしれない

UNIVERSAL SPRING BELL
その昔東急ハンズで購入
今でも手に入る真鍮製のシンプルなベル

CEV
バイク用のスイッチパーツをとりつけるもの面白いかも
でもパクられたらイタイな

WINGのリング錠
昔、吉祥寺のカーニバルで買ったレトロなリング状の鍵
鍵が真鍮だったり、パーツがアルミ製だったり
なかなかかっちょいいんですが中国製

プッシュ式リング錠
実用性を考えるとやっぱりこのリング錠
私はこのプッシュ式の鍵が大好きで
最大の利点はなんといってもノンキーの簡単操作
ポケットに手を突っ込んで鍵を探す手間もないし
紛失の恐れもない
うざいシールは早々剥がした
とりあえずは見た目うんぬんより
カゴがついてないとまったく実用性がない
近くの生協コープまで
エコバッグ持参でネギとかダイコンとかを
買いに行く足として
しっかり働いてもらわなければならない
サイクルベースあさひで超カッチョイィ自転車カゴ見つけた

アルミ製 前用バスケット 3480円
たいていステンレス製の網カゴしか見かけない
自転車用品の世界
まさかこんなアルミでできたカゴが売ってるとは
リベットがごつくて渋いです
そして
お払い箱となった
中国製レトロ自転車

こいでもこいでも進まない
すぐ錆がうく質の悪い鉄
すわり心地の悪いグラグラシート
利きの悪い鉄ブレーキ
とにかく重いペダル
自転車の乗るのが嫌いになってしまうほど
進まないチャリ
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- 2009/09/02(水) 08:32:41|
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氷菓やアイスが大好きです
子供のころから三色アイスやホームランバー
大人になってからは白くまやハーゲンダッツストロベリーなどをガジガジ
なんとなく懐かしいレトロパッケージは今でも残る

また残念な生産終了
誰もが昔食べたであろう
ポリ容器飲料
細長く二つに割れる氷菓
チューペットが無くなってしまうようだ・・・
30年以上の歴史を誇る夏の風物詩「チューペット」が生産終了
excite Newsチューペット生産終了 ネットに惜しむ声
http://www.excite.co.jp/News/it/20090828/Itmedia_news_20090828019.html
チューペットの生産、販売の終了について
前田産業株式会社
http://mayeda-sangyo.co.jp/5月に発生した生産工程上の不具合で生産および出荷を休止していた「チューペット」の生産終了が決定したそうです
これは生産の早期再開を目指して工程上の不具合解消に努めていたところ、老朽化したライン設備などの改善改良に思った以上に時間や費用がかかることが判明したためで、これ以上時間をかけても再開の目途が立たず、顧客にも迷惑をかけることになることから、生産再開を断念することを決定したとのこと
1975年(昭和50年)に発売開始以来
長年にわたって夏の定番として親しまれてきた
子供時代の夏の風物詩チューペット
チューチューアイスやポッキンアイスなどなど
地域によってその呼び方は様々
私の実家ではチュッチュとか言ってました
たしか子供の頃通った小学校近くの
駄菓子文房具店、馬場商店では20円で買ってたかな
なんとも悲しい現実
ちなみに同じ前田産業の
乳酸菌飲料「ミルトン」も
なんだかレトロなパッケージにつられて
飲んだことありますがカルピスより若干サッパリした感じ
私はとにかく「かき氷」が好きで
あの赤すぎる青すぎるシロップはいかにも体に悪そうですが
思わずお祭りなんかの屋台で買ってしまう
よくスーパーで売られている
家庭用かき氷シロップ
ビンに入った
明治屋 マイシロップとか
ポリ容器のシロップ
あれは全然だめだ
まったくうまくない
やっぱり屋台でかけられる
なんとも体に悪そうな
あのあまったる~い
業務用シロップに憧れる
一昔前だと業務用シロップなんて
家庭ではなかなか購入する場所が無い時代だったんですが
現代ではネットでなんでも探せるこの便利さ
今年の夏はかき氷で乗り切ると
業務用シロップをネットで購入

業務用シロップメーカーは何社か存在するのですが
最初に選んだのはヤフオクで出品されている
中京サインボトリングのサインドリンク、イチゴ味
濃厚で氷が溶け難い
一般市場にはほとんど出回っていない幻のシロップだそうです
いや~めちゃめちゃ甘くてたまらんです
毎日かき氷を食べまくり
1000mlはあっというま
次に購入したのが
業務用シロップではもっとも多種で規模が大きい
ハニー社製かき氷シロップ
ハニー製の特徴はダイエットに配慮してサッカリンNaやステビア
甘草などの人口甘味料に蜂蜜、酸味料香料などを加え
今風のメリハリのある味らしい
たしかにあの屋台で食べるかき氷の味で
うまいことはうまい
業務用シロップなんてどこでも味は一緒かと思いきや
微妙に違う
個人的にはサインドリンクのシロップのほうが好みでした

ヨドバシで980円で買ってきたかき氷マシーン
うちの部屋でもっとも浮いた色彩の存在

いつかあの鉄製の渋い
手動式かき氷機、初雪が欲しいナァ・・・
テーマ:美味なるもの - ジャンル:グルメ
- 2009/08/31(月) 08:30:12|
- レトロ
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