先日本屋を徘徊し
バイク、クルマ関連の書籍を読み漁っていたら
カーマガジンの大きな見出しに目が行った
「生沢徹」とある

私はラリー、走るラリーカーは大好きだが
F1やサーキットで行われるレース
モータースポーツなどにはトンと無頓着で
過去にあったレースの歴史に関してはまったく知識がない
なのでたまに雑誌なので目にする生沢徹の過去のレースや
その生き様もまったく知らなかった
今から5年前
まだかなり賑わっていた頃のタイムトンネルに行ったことがある

午前中は雨が降りなんともいえぬどんよりした曇り空から
快晴の青空への天候に変わった年だ
パドックをふらついていると
散らかったアウトドアテーブルに置かれた
とあるフルフェイスのヘルメットが目に付いた
コルク製のお椀ヘルメット一筋で
フルフェイスなどまったく被る気もなかった私に
なんて硬派でカッコイイんだと初めて思わせたヘルメット
それがこの英国グリフィン(GRIFFIN)のCLUB MAN CXだ

シンプルでレーシーな尖がったチンガード
見たことも無い空気取り入れ穴
エアベントがついた鋭利なシールド
左下には用途不明な接続口がついている
GRIFFINと書かれたロゴ
このレーシーな白いヘルメットが強く印象に残った
それからまた何年か経ち
あのヘルメットがいつか欲しいナァとは思いつつも
もちろん生産などとうの昔に終わっており
滅多にヤフオクでは出品されず
出物があっても恐ろしく高い落札金額で
そのうち手に入ればと思っていた
ある日またいつものように
ヤフオクを徘徊していると
まっさらに白くてあの時見た5つのエアベントが空いた
グリフィンを発見する
白にエアベントの組み合わせのグリフィンは
初めて見た出品だった

この出品者はこの出品の前にもいつくか
色違いのグリフィンを多く出品しており
IDの名前の組み合わせから察するに
自由が丘にあるトライアンフ専門店
コベントリーの清水良三氏だ
http://coventry.hp.infoseek.co.jp/そして出品欄の説明にはこう記されている
生沢徹の所蔵品の代理出品
生沢徹という人物はまったく聞いたことがなかったが
wikiでは有名なようだし清水良三氏の出品
そしてあの時タイムトンネルで見た白という色であることから
これも何かの縁だと思い激戦の入札の末
私の手元にやってきたというわけである
ご希望であれば生沢徹のサインをしてから発送いたしますとの取引だった
知識も思いいれもなかったが
気に入らなければ消せばいいか・・・と軽いノリでお願いした
これだけ雑誌に代々的に特集が組まれる人物であると知った今
なんとも失礼な話である

生沢徹は
日本のレース界におけるパイオニア的な存在と評されている
http://ja.wikipedia.org/wiki/生沢徹
そして
グリフィン GRIFFINヘルメットは
生沢徹氏が愛用し日本に紹介して
コアなファンに絶大的な人気を誇るヘルメットだ
この元生沢徹所有CLUB MAN CXを手に入れた後
さらにグリフィン GRIFFINというヘルメットが大好きになり
ジェットのGRIFFIN MAXなどを安く手に入れリペアなどを行ったりした
過去の記事
1
http://antiquescafe.blog114.fc2.com/blog-entry-44.html2
http://antiquescafe.blog114.fc2.com/blog-entry-46.html3
http://antiquescafe.blog114.fc2.com/blog-entry-47.html4
http://antiquescafe.blog114.fc2.com/blog-entry-48.html
カーマガジンの
WELCOME BACK TETSU 1968-2008
生沢徹-ポルシェ伝説 第二章
・TETSUと40年ぶりのカレラ10
・ポルシェ910-012ディテール・ファイル
・サーキットから姿を消した910-012のその後・・・
・消えた生沢徹のタルガを追え!
・たった2日間限りのTETSUミュージアム

を読んでいるとなんとカッコイイ生き様なんだろうと思う
そして今も昔も足を組んだポーズが超シブイ
今思えば高額ではあるがぜんぜんお得なの落札金額
サインしてもらっといてホント良かったなぁとシミジミ思うわけである
そしてこれ見るとなおさら実用できない観賞用保存ヘルメットになってしまった
一部のテキストと画像の権利は
株式会社ネコ・パブリッシング帰属します
ちなみに昔ヤフオクなんてない
フリーマーケットドップリ時代
代々木公園フリーマーケットで手に入れた
マルティニラインが入ったドライバーヘルメットがあるんですが

これに怪しいサインが入っている・・・

たしか4000円くらいで買って
売主はまったくの無知識で情報がなかったのですが
もしかしてこれも有名なドライバーのサインなのか?・・・
情報モトム
- 2008/12/03(水) 08:36:37|
- バイクライフ
-
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| コメント:6
こんにちは。
このグリフィンのヘルメットの左下の空気の取り入れ穴が付いているのは、このヘルメットがF1用だからです。70~80年代の話ですが・・・・。
マシンとヘルメットをホースチューブで繋いで使いわれていました。
凄いスピードだから酸欠になるんでしょうかね?
- 2008/12/11(木) 06:05:58 |
- URL |
- M.S.M #-
- [ 編集]
生沢徹さんは元、大スターレーサーです。彼の出たレースはスタンドが満員でTETSU見たさにサーキットには人が溢れていました。
彼を超える存在のスターレーサーはいまだに現れて居ません。現在白のポルシェ911カレラSに乗る生沢さんは日本一カッコいい生き方をされている紳士です。
- 2010/01/05(火) 18:14:52 |
- URL |
- TETSUファンA #5iV7nQxs
- [ 編集]
はじめまして
恐らくはマルティにカラーのメットはDTM参戦時代のアレッサンドロ・ナニーニの使用していたものかと思います。
しかし、私にとっては地方在住者には手が出せないような物がすごい値段で売っていますね、羨ましい・・・
- 2010/01/08(金) 02:26:43 |
- URL |
- joe #dJEnmy1k
- [ 編集]
>TETSUファンAさま
このようなマイナーサイトで
生沢さんを紹介するなんて恐れ多きことですよね
はじめまして
当時のモーターシーン
今とは比べ物にならないくらいの
熱気と活気で盛り上がっていたんでしょうね
雑誌などで知ることのできる過去のヒーロー達
昔も今も生沢さんは誰もが憧れる
かっこいい生き方を通していらっしゃいますね
大事にせねば・・・
>joeさま
はじめまして
情報ありがとうございます!!
http://helenaracing.com/autographs/NanniniAlessandro.jpg
たしかに似てますね
96年日本で開催されたITC国際ツーリングカー選手権に
マルティニラインの入ったレーシングスーツを着て
アルファロメオ155に乗っていたようなので
そこら辺あたりで誰かがサインもらいに行ったんでしょうかねぇ
売主はなにも知らない様子だったので
どういった経緯で流れてきたんでしょうか・・・
たしかに東京ならではの出品だったかもしれません
いやいや棚ボタでした
大事にせねば・・・
- 2010/01/11(月) 09:19:35 |
- URL |
- RYUJI #mQop/nM.
- [ 編集]
たしか、ナンニーニはF1に乗る直前にライセンスをとる関係からか、日本のグループC?にランチアでも来日していましたね。
- 2011/05/24(火) 19:45:50 |
- URL |
- Y #-
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