いちおう前回のアンティークな戦利品繋がりのお話です
世の好きなデザイナーを述べよと言われたら
HRギーガー、永野護、シド・ミード
竹谷隆之、出淵裕、小林誠
そしてジョルジェット・ジウジアーロだろう
ジウジアーロはイタリアの工業デザイナーで
イタルデザインの創設者
車はもとより鉄道、時計、カメラ、ヘルメットなど
様々なデザインを行っている
私は四角いデザインが好きだ
変に丸く曲線を描いているよりも
世のものはすっきりとシンプルに
四角いデザインがバランス的に望ましいと思う
現代の車は半端に曲線なデザインばかり
やはり80年代の車は容赦なくカクカクしていて好みだ
ジウジアーロのデザインする車はどれも角ばっていて美しい

フィアットパンダ
コスト削減の為全てのガラスが平面、それが逆に活きて美しく四角い車

フォルクスワーゲンシロッコ
ゴルフのコンポーネンツを使用したスポーティーカー
コラードもかなり好き、個人的に今年発表されたNEWシロッコは最高にカッコイイと思う

いすづピアッツァ
日本車も数多くデザインしている117の後継車、今はなきリトラクタブル、ネロも激渋

イネシャルDで有名な名車トヨタ、レビン、トレノの元のデザインもジウジアーロと言われている

そして忘れてはならない初代ランチアデルタもデザインしている、カクばったケツはここから生まれた
そして映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズで有名になった
DMC-12 デロリアン (De Lorean) もジウジアーロデザイン

この薄く広く角ばっててのっぺりとしたフロント、スクエアカットなリアは
ロータス・エスプリやいすづピアッツァに似ていてどうみてもジウジアーロなラインだ

ロータスのコーリン・チャップマンが生涯をかけて設計し
無塗装ステンレス剥き出しの外装のボディーに
近未来的なガルウイングドア
その奇抜な風貌で販売は伸びたものの
完成度の低さとトラブルの多さからクレームが多く
そういった故障の多さは実際映画の中の設定で活きている
その後創立者ジョンZデロリアンが麻薬容疑で逮捕されたのを期に
DMCは1982年に倒産
しかしながら多くの逸話と映画での活躍によってDMC-12は
1980年代を代表するカルトカーとなり
多くの人々の憧れの車となっている
そんな迷車、デロリアンが今年復活するというのである
DMC-12の修理などを行っている Stephen Wynneという会社が
アメリカのテキサス州ヒューストン郊外に約3700m2の工場を建設し再生産することを明らかにした
ボディのプレス型は倒産後に他社による再生を恐れた人々が海に捨ててしまったため
現存していないという、ボディーはいったいどうするのやら
というか海に沈めるなw
まぁなんにせいい話である
こないだ箱根で走っていたのを目撃したときは
あ~デロリアンだっ!と思わず指をさしてしまった・・・


遠くイギリス~フランスからやってきたガラクタが
このタイムマシーンと繋がっていようとは・・・
つづく
テーマ:ひとりごとのようなもの - ジャンル:日記
- 2008/06/25(水) 08:13:25|
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